2年6ヶ月の沈黙を破り
  六本木morph-tokyoでのライブを終えた小泉恒平。
  今回のライブの起因〜本番に至るまでの経緯を本人が綴ります。
  なお、このライブリポートは4回に渡って掲載致します。

                      →セットリスト&視聴はこちら

 

 

 

 

 
 9月2日、20時頃から僕の緊張が始まりだした。楽屋で落ち着きなく歩き回る。
気を紛らわすためにカメラマンさんに写真撮影してもらったり、声の調子を整え
てみたりしながら21時を待つ。21時15分頃、前のアーティストの演奏が終わり、
いよいよだー、と思ったら、なぜか急に緊張が溶け、楽しくなってきた。
こんな気持ちは初めて。

 
         
 

 
 ステージに上がれば、満員のお客さん。安心と同時に気分が高まってくる。幕が上がると同時にピアノを弾きはじめた。(ここで、予想外のコーヘーコール。ファンの人、驚いたよね〜、あれは少しお酒でいい気分になっていたと思われる数人の僕の友人…。まあ、たまに
はそーゆーのもありか!?気を取り直して…)

 
 

 
 『僕の言い訳』、正直、歌ってて気持ちよかった。パーカッションのリズムに乗って、結構自由に歌えたような気がする。やっぱ、今回のバンド編成にしてよかった!って、このとき心から思う。ライブは、やっぱりバンドで盛り上がるの、楽しいんだな〜って初めて実感。次のライブでは、もっと盛り上がれる新曲やりたい。

 2曲目の『花火』。この曲を歌ってるときが、40分のライブの中で一番緊張していたと思う。『坂道』もそうなんだけど、こういう素な自分でお客さんの目をみて歌うバラードって、自分の世界に没頭できない分、緊張する。

 3曲目は『春が来た』。ふと、今日は、デビュー前に歌ってた原型ヴァージョンで歌おうって思った。つまり、CDのようなちょっとベタな前奏は弾きたくない一方で、2番でCDではカットした部分を歌いたいなって。気がついてくれたかな。あの暗い歌詞。でも、『春が来た』は暗い歌なんだよ、もともと。この曲はあまり緊張せずに歌えた。自分の世界に浸りきっていた。

 4曲目はHPで公開中の『shine』。サビ、なんか気持ちよかった。「♪シャイン」のささやきが、会場のエコーで響く美しさをあの場で一番堪能していたのは僕だと思う。2番の歌詞、ちょっと忘れてしまった。というより、覚えてなかったから譜面台にこの曲だけは歌詞を置いておいたんだけど、なんと、照明が暗くて見えない!即興創作しました。2番のBメロの歌詞はなかったことに・・・。

   
         
 

 

 
 ここでちょっとピアノの即興演奏。「shine」の響きがあんまりきもちよかったから、ここでも、おそるおそる言ってみました。想定の範囲外の「shining star」とか歌ってた、無意識に。
即興演奏は、ちょっとイメージしてたのとは違ってしまった。
まあ、それが即興の醍醐味なのさ…。

 
   

 
 5曲目、『strength』。毎度おなじみの超高音ソング。ドキドキする。最後出るかなって、ずっと心配。なんとか歌いきる。

 6曲目、『secret sorrow』。これも、何だか歌ってて気持ちよかった。それに浸ってたら歌詞忘れた。(僕の言い訳→この曲の歌詞をよく間違えるのは、この歌詞を完成させるのに、すごくいろんなパターンを作ったんですよ。それで、そのとき作ったいろんなのが混ざって、混乱するのですよ、本当)。ギターやベースが中心に演奏してくれたので、ピアノはあまり弾かずにすみ、歌に集中できた。

 7曲目は、新曲の『小さな花のように』。初めて、マイクを持って歌った。しかも、ギター弾き語りっぽいアレンジ。2曲目の『花火』と同じで、こういう現実の世界で歌う歌は緊張するはずなんだけど、なぜか、すごくリラックスして、会場の皆さんに語りかえるように歌うことができた。ピアノ弾かずに歌に集中できたからかな。もう、終わっちゃうんだ〜と思ったら、あー、なんか、できるだけ、僕の歌をファンの方々の心の奥まで届けたいって思って、精一杯心を込めて歌った。

 
         
 

 
 ありがとう。ライブやってよかった。またやりたい。って単純に思って、これまた思いつきで、春にまた会いましょうなんて言ってしまった。言った瞬間、「え?本当?」って自問。でもやりたいよな〜。
  たくさんの拍手とアンコール。嬉しくて、本当は歌いたかったんだけど、会場側の都合もあり、ライブ終了。 すごく楽しかった。
 
 遠いところから、たくさんの人が来てくれた。突然の申出なのに、スタッフの人は全力でライブの手配を してくれた。
本当に、ありがとう。楽しいだけじゃなくて、何か大切なものを手に入れたような気がする。