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のは大人になってから) 当時はその曲に特別な感情を持っていたわけではありま
せん。赤い鳥がプロになって、ある番組でご一緒したバイオリン奏者の方がソロで
「ユーモレスク」を演奏されている
のを出待ちをしている時にたまたま聴くことが
出来ました。素晴らしい演奏でした!なんて美しい曲だろう!!・・
そういえばこの曲は小学校の下校時に聴いていた曲だ!!・・小学校
時代の思い出が鮮やかな色となってその曲と共に蘇ってきて涙が出そ
うになりました。こんな素敵な形で「ユーモレスク」と再会出来たな
んてラッキーですよね。皆さんは自分が通った学校の下校音楽が何の
曲だったか覚えていますか?
話が行ったり来たりしますが、家でレコードを聴いたり、TVの音楽番組に夢中
になったり、カタカナ英語で歌を歌っている私を見ていた姉は、「この子はかなり
の音楽フェチだ。」と感じたのか・・。両親に妹の為にステレオ
セットを買ってや
るように説得してくれたのです。姉の温かい気持ちが両親
に通じたのでしょう。 中学2年?の時に私の部屋にステ
レオセットが来ました。 このステレオセットが来たお陰
で私の音楽の世界が段々と広がっていく事になるのです。
真ん中にあるプレーヤーを挟んで両側にスピーカーが付いて、小さめの箪笥くらい
の大きさです。4本の足付き、真ん中のターンテーブルには蓋も付いていました。
叔母さんに貰ったお小遣いを使って初めてLPレコード、「サウンド・ミュージック」
のサントラ盤を買いました。映画を観て大変感動したからです。 嬉しくて映画の
シーンを思い出しながら擦り切れるくらい聴きました。 英語の発音はこのレコー
ドで勉強出来たと思います。
中学1・2年の時だったか・・クラスメート、前田さん(トンコ)の家に遊
びに行った時、その子
がビートルズのドーナツ盤を持っていて聴かせてくれました。
ビートルズの存在も知らなかった私にとって初めて聴
く彼らの音楽は衝撃でした!新鮮でした!彼等のリズ
ムとハーモニーは今まで聴いた音楽と全く違っていま
した! これは一体何?? ビートルズの曲を聴く為
にその子の家に何度も通いました。暫くするとビート
ルズが世界中のアイドルだということがニュースなどで解かってきました。女の子
がキャーキャー言って人気絶頂のビートルズを目茶苦茶かっこいい!と思いつつも
何故か私は違う物を・・と思っていたのでレコードは買わないでいました。と言う
より買うお金がなかったにのです。 彼等のレコ
ードを買ったのはプロになってか
らでした。中学1年の時、一番上の姉が当時流行して
いたハワイアンをやる為に音楽教室に通い始めまし
た。でも途中で挫折してしまい教室を辞めてしまっ
たのです。授業料がもったいないと思った母は私を
その音楽教室に通わせました。ハワイアンではなく、
ジャズボーカル科です。 通い始めはコーリユーブンゲンを使っての基本的な発声
練習でした。中途入学だったので、通い始めてすぐに発表会があり、私はフルバン
ドをバックに「ロコモーション」という曲だったかどうか(思い出せない)・・
心の準備も無いまま歌う羽目になってしまったのです。たった一人で歌う事が死ぬ
ほど恥ずかしくて逃げ出したくなりました。 今はあつかましくもソロで歌ってい
ますが・・。
そんな事もあって、本能的にここは私の世界ではないと感じていたのでしょう。
先生から「君は既に大人の女の人の声(オバサン声)を
しているね。」と言われた
ことがとってもショックで・・3ヶ月でその教室
に通うのを辞めました。 ハワイアンをやりたが
っていた姉のウクレレが家にあり、自己流でポロ
ポロ弾く事などで中学時代をなんとか乗り切れま
した。
小・中と地域の公立校だったので、その頃仲良くしてくれた友人は良き幼馴染み
です。 あの頃を思い出しながら、つらつら書き進めていますが、当時は全く自分
が音楽大好き人間であるとは認識していませんでした。でも不思議なくらいに私の
傍には常に音楽があったのだという事が時間をギュッと凝縮した自分史を書くこと
でよーくわかります。 受験勉強も避けてプラプラ日々を過ごしていた私でしたが、
姉妹が通っていた帝塚山学園高校に何とか入学できたのです。両親に感謝していま
す。4人の子を私立の高校に通わせる事がどれだけ経済的に大変だったか・・。
高校生くらいになると将来の事を漠然と考え始めますよね。音楽はなんとなく好
きでしたが、音楽を仕事にしようなどとは考えもしなかっ
たです。 動物が好きだったので、北海道の牧場にでも就
職してそこで結婚できたら幸せかも・・なんて思っていま
した。人見知りが激しくて、自分の気持ちを上手く相手に
伝える事も苦手でした。本当に目立たない女の子だったのです。好意を持った男の
子もいましたが、男の子とデートしたいなんて事は考えもしない奥手な女の子だっ
たのです。
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